タイル貼りの建物は、年数が経つとタイルが浮いてきて剥がれたりします。特に高層の建物は、タイルが落下すると大きな被害が出ますので危険です。タイルが浮いて剥がれる原因は、建物自体の動きと、雨水の浸入によるものがほとんどです。その浮いたタイルを、エポキシ樹脂接着剤を注入して下地と接着します。
現場事例:その1
作業:1
タイル貼りの建物は、年数が経つとタイルが浮いてきて剥がれたりします。特に高層の建物は、タイルが落下すると大きな被害が出ますので危険です。タイルが浮いて剥がれる原因は、建物自体の動きと、雨水の浸入によるものがほとんどです。その浮いたタイルを接着剤を注入して下地と接着します。写真の青色、緑色のテープは、注入用の穴を開ける場所を示したものです。作業:2
ドリルを使って穴を開けます。この時タイル目地からはみ出さない大きさを開けます。作業:3
穴をあけた後、エアーで穴の中を清掃します。コンクリートかすなどは全部出してしまいます。作業:4
穴の中に差し込むステンレスピンです。この現場は長さが60mmのものを使用しました。タイルの浮き具合によって長さを変えます。このピンは、下地とタイルとを繋げる役目をします。作業:5
注入ガンを使って接着剤を注入していきます。この接着剤はエポキシ樹脂といって、接着力の非常に強い材料です。作業:6
接着剤を注入した穴に、ピンを差し込んでいきます。作業:7
こんな感じですね。これを全面に施工します。タイルの剥がれ防止工事は、外壁の防水工事を兼ねています。接着剤を注入することで、下地とタイルの間に雨水は侵入できなくなります。